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『夜桜荘交幽帳 さよならのための七日間』

   

井上悠宇 先生が贈る新作は、死後の裁判で地獄行きと決まった姉の幽霊と再会させてくれた
鬼から無実を証明するために閻魔帳作りを持ちかけられる少年の数奇な運命を描く物語です。
(イラスト:こずみっく 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/product/321611000621/


明朗快活で人気者な姉とは対称的に内向的で地味な“春馬”。交通事故で死んだ姉の手紙に
導かれて訪れた夜桜荘にて、鬼の“薄録”から姉の地獄行きが決定したと教えられる。姉の
吐いた嘘が鍵となるため調べる必要があるが、姉からはなぜか協力できないと言われ──。

閻魔帳の提出期限は七日間。なのにもう一冊「別の閻魔帳を作ってみろ」と促す“薄録”。
無実を信じて足掻く「人の苦しむ様が見たい」と嘯く“薄録”の真意が掴めぬまま夜桜荘の
幽霊たちと“春馬”が交流し、彼ら彼女らが断じられた罪を追究し、次々に救っていきます。

それぞれが抱える「罪」の意味に驚かされたり、共感したりを経て、やがて迎える七日目。
姉の嘘に込められた想いは何か。姉の想いを“春馬”はどう受け止めるのか。そもそも姉の
無罪は成立するのか。思わずグッとくる結末はまさに見どころ。オススメできる一冊です。