MENU

*

英雄エルフちゃんが二人の弟子を育てます! 崖っぷちから始める世界寿命の延ばし方 Step2

   

英雄エルフちゃんが二人の弟子を育てます! 崖っぷちから始める世界寿命の延ばし方 Step2 (MF文庫J)

《あらすじ》
受け継がれた英雄譚。一縷の希望を残して世界は続く―――。
先代英雄ヒューイの死から五年後、世界は変わらずに“黙示録の獣”の脅威に晒され滅亡への一途を辿っていた。残された現英雄のフィオは継承を行うためにウェズリー、キリエという二人の弟子を取るのだが…「二人とも、もっと仲良くできませんか?」「こいつの言葉遣いが汚いのが悪いんです」「このガキがつっかかるのが悪いっしょ」なんだかんだでどうにかこうにか、各地を旅しながらも世界の滅びを食い止めていた。ある日、英雄の力の全てが記されている遺物“ゲオルギアの魔術書”の所在が判明し手がかりを頼りに捜索に向かった一行だったが、フィオは何かを弟子の二人に隠しているようで―。終末世界を巡る、儚く切ない英雄継承譚、希望を繋ぐ為の第二巻!

黙示録の獣が蔓延る世界で滅亡の危機に瀕する人類。窮地に立たされるなかで一縷の望みを託される英雄とわずかな希望にかける人々。世界の命運とひとりの英雄の旅路を描いた物語は、暴力的なまでに力のない人類の無力さと残酷さが克明に描かれていて、ひたすらに絶望感を味わわされる。世界のどこにも安息の地は存在せず、いついかなる時も黙示録の獣の脅威に晒されている人類の苦境が、襲われた街や村の惨状からも強烈なインパクトでもって伝わってくる。シリアスな雰囲気を突き詰めるときはとことんまで突き詰めて、平和なひと時には和気あいあいとした姿や掛け合いを楽しませる作品の構成も絶妙でした。

1巻に引き続いて読者の期待を煽るような幕の引き方で、再び人類滅亡の最大の窮地に立たされている状況のなか万作尽きかけている状況でどのような展開に運んでいくのか。1巻の頃から注目していた作品なだけに次巻かとても待ち遠しいかぎりです。