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『ヴァルハラの晩ご飯V ~ドラゴンと神殺しの主菜(メーンディッシュ)~』

   

三鏡一敏 先生の「第22回電撃小説大賞<金賞>」受賞作、「やわらか神話」ファンタジー
最終巻は秘密が明らかとなった“セイ”が選ぶ道と、巻き込まれる周囲の顛末を描きます。
(イラスト/ファルまろ 先生)

http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-892947-9/


世界の終末「ラグナロク」に怯え、気落ちする世界の人々を明るくするため・・・という建前
を置いてチヤホヤされた“フレイヤ”がライブを行い、招待した“マルデル”。ライブで
身につける首飾りにある呪いが掛けられていることを指摘した彼女のやらかしぶりが凄い。

首飾りの呪いを解こうとするあたりまでのコミカルさから一転して“セイ”が呪いの指輪
“アンドヴァラナウト”であることを裏打ちする現象が次々と発生する顛末はシリアス。
戦女神らが“セイ”に抱く想いは指輪の呪いによるものか否か、揺れる心が何とも切ない。

“セイ”の呪いを解く鍵となる“アンドヴァリ”を探して“ロキ”がとったアースガルド
全体を揺るがす秘策。動揺する“セイ”が出した結論、それを受けた“ブリュンヒルデ”
の問いかけに彼がどう答えたか。ぜひ読んで見届けてほしいです。見事な締め括りでした。