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[ライトノベル]京都あやかし絵師の癒し帖(★★★★☆)

   

物語の舞台は京都。芸術大学に入学した如月椿は、孤高なオーラを放つ同じ学部の三日月紫苑と、学内の大階段でぶつかり怪我を負わせてしまう。このことがきっかけで、椿は紫苑の屋敷へ案内され、彼の代わりにある大切な役割を任される。それは妖たちの肖像画を描くこと―つまり、彼らの“なりたい姿”を描き、不思議な力でその願いを叶えてあげることだった…。妖たちの心の救済、友情、絆、それらすべてを瑞々しく描した最高の感涙小説。全4話収録。
絵を通じて妖の願いを叶えることになった主人公のお話。全体的にほのぼのしていて癒されました。第二章の猫と飼い主の話はしんみりとした後味でしたが、せっかく猫又になって長生きできるにもかかわらず普通の猫として飼い主と共に死ぬことを選択したサバの思いにウルっときてしまいました。
第四章は紫苑が自分の境遇と戦う話でもありました。やはり妖と人間との間に産まれた子供は生きにくいんですね、銀は健やかに育ってくれるといいな。椿と紫苑の友情関係も好きです、最後に二人の間にある繋りがあったことが判明します。雲母の紫苑に対して兄のような立ち位置も良かったし、マスコットキャラ的な薊の食いしん坊っぷりが可愛かったです。 続きがあるなら読みたいです。