MENU

*

[ライトノベル]エール!! 栄冠は君に輝く(★★★★☆)

   

千葉県の野球強豪校、西陵学園。リトルリーグの頃からエースナンバーを背負っていた勝利は、高校でもエースとしてチームを引っ張っていた。…半年前までは。故障で野球が続けられなくなり、部も辞め、幼馴染みで主将の武蔵とも険悪なまま3年に進級した勝利。そんな彼の目に飛び込んできたのは、埃を被った深紅の応援旗だった。野球を嫌いになれない勝利は応援団として甲子園を目指そうとするが、武蔵はそれを野球との決別と感じてしまい―。この夏は、一度きり。全力投球の青春物語。
怪我により挫折を経験した元野球部エースが今度は応援団となって野球部を支えていこうと決意するまでのお話。私も学生時代はテニスをやっていましたが下手な上に向上心もなかったので、勝利の野球に対する真っ直ぐな気持ちを眩しく感じました。だからこそ勝利にとっての挫折は大きいし自暴自棄になってしまうのも仕方ない。応援団を結成して武蔵達を支えようとよく気持ちをスライド出来たなと思います。悩む勝利を支えた陽太郎や彩夏との友情関係も素敵でした。
しかし武蔵の勝利に対する執着というか友情が深いですな。最後に二人で野球をして互いの夢を語り合いながら泣く場面はしんみりとしつつも前向きなシーンでもあったんじゃないかと。勝利の「俺を甲子園に連れていけ!」が良かった。