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暴血覚醒《ブライト・ブラッド》

   

暴血覚醒《ブライト・ブラッド》 (GA文庫)

《あらすじ》
「血剣!」「血槍!」「そんな小学生の教科書に載ってる血魔法が通用すると思って?」池田弥彦は、血液を自由自在に操る力“血魔法”を学ぶエリート一貫校、赤百合学園の男子一期生。日本で初めて男にも門戸が開かれたこの女の園に、勇んで入る池田と男子生徒たちだったが、ここは―「男子の皆さん。これから三年間、女子の奴隷になって貰いますわ」「力こそが絶対」の魔窟だった!?学生主席で男子嫌いの藤堂率いる女子たちが仕掛ける幾多の横暴。池田は孤立していた少女・如月灯花と共に一大反抗戦を挑むのだが―!?熱き血潮が弾け飛ぶ、血まみれの青春学園異能バトル、開幕!
第8回GA大賞奨励賞受賞作

殺されても生き返ることが可能な空間で行われる殺し合い、“血闘値”が示す強さと“血魔法”を駆使した異能力バトルのシンプルさとバトルにおける多様性を生み出す“固有魔法”の存在がより異能力バトルの醍醐味を引き出していて面白かった。やはり、異能力バトルにおいて、シンプルな能力がゆえに戦局に応じて使い方を変えることで窮地を潜り抜ける。戦いのなかでのロジックを挟むことで、熱いバトル展開を楽しむことができる、そんな作品でした。

主人公の記憶から意図的に排除されている過去のエピソードをほのめかす幼なじみのヒロインの言動、クラスに突然やってくる訳あり転校生ヒロインとの日常と当て馬にされる幼なじみのポジション。突如関係が急接近する主人公と転校生ヒロインに敗北感を味わう幼なじみヒロイン。学園ものの王道をなぞりつつも、綺麗に異能力バトルに落とし込んでいて、なおかつバトルを盛り上げる展開にまで昇華させられていて、新人賞作品としては手堅い面白さがありました。