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僕はリア充絶対爆発させるマン

   

僕はリア充絶対爆発させるマン (ファンタジア文庫)

《あらすじ》
この社会では、モテ度を数値化した『恋愛適性』によって人生が決まる。適性が高い者はリア充養成学校『告立校』に進学し、低い者は非リア専用の『独立校』へ強制送還される。初の適性0点を出したリア充に憧れる少年・遙真は、リア充から迫害を受けるなか、突如『リア充を爆発させる能力』を発現する!「あの独身術…アンタ非リアの天才ね」困惑する彼に目を付けたのは反リア充組織の少女・姫奈。勢いのまま彼女と共にリア充のフリしてリア充破壊活動に挑むことに!?さらに無個性やニートな非リア系女子たちも続々と仲間になり―。非リアヒロインと贈る異能青春ラブコメ、大爆誕!


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リア充組織による打倒リア充を掲げた学園異能力バトル×ラブコメ。9つの“告立校”が所持する性遺物の奪還をするために標的となった最初の性遺物“性杯”。リア充への嫉妬を顕現させる“独身術”とリア充の愛を具現化させた“愛気道”をお互いに駆使し、反リア充 VS リア充が罵詈雑言をぶつけあいながら熱いバトルを繰り広げる。こんなぶっ飛んだ世界観を構築して、全ての性遺物を奪還するという壮大な目標を視野に入れた物語を爆走させながら、いざ読んでみるとなかなかに丁寧に作られた異能力バトルを見せつけてくれる。
リア充青春ラブコメ×異能力学園バトルのどちらも高水準で楽しめ、なおかつ『こんなお馬鹿なライトノベルを久しぶりに読んだ気がする』と思えるようなギャグみたいな展開が満載で、素晴らしかったです。

リア充のもとに集う同志たちがリア充たちに牙をむいて、『リア充たちのデートスポットを襲撃して雰囲気をぶち壊す』『彼氏/彼女の浮気をねつ造して破局を目論む』。暴動とテロとゲリラ演説で反リア充活動を少数精鋭で組織的に行う某電撃文庫作品とは違って、真正面から力の限り異能力をぶつけてリア充をねじ伏せていく。コンセプトは同じでも少し角度を変えることでラブコメの新たな路線を開拓している感じもあって、長年ライトノベルを読んできたけれどかなりフレッシュな感覚で楽しめました。


購入のきっかけはイラストが好きなイラストレーターである“アマガイタロー”さんだったことがきっかけではあったが、なかなかに良作を引き当てたと思ってます。物語の最終的な方向性も性遺物の奪還に定まっていて、売り上げ次第では続巻の刊行も十分にいけそうな作品なので是非とも売れてほしいです。