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『グランクレスト戦記 9 決戦の刻』

   

水野良 先生が贈る大戦記ファンタジー。第9巻は“アレクシス”の「連合」、“マリーネ”
の「同盟」、そして“テオ”の「条約」が一堂に会する迎えるは講和か、それとも戦争か。
(イラスト:深遊 先生)

http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321601000514


“テオ”に触発され、これまで海上では敵なしとされるノルドの海洋王“エーリク”をも
退けてしまった“アレクシス”の姿に“マリーネ”への愛情の深さを示してくれました。
“シルーカ”から間接的にその想いを語られてもまだ信じきれない彼女の心も頑なですが。

「連合」と「同盟」がかつて争った地に再び兵を進める“マリーネ”を“テオ”たち「条約」
は食い止めきれるか、そして同じ卓に着かせられるか。張り詰める空気と粘り強さに思わず
文章を読み進める手にも力が入ります。だからこそあの挿絵と彼女の言葉が印象に残ります。

穏やかな気持ちにさせてくれた余韻に浸る間もなくついに牙をむいたエーラムの魔法師協会。
動揺が走る魔法師たちを目にする“シルーカ”にも向けられるその牙を、身を挺して防いだ
「彼女」の思いやる気持ちが今巻の見所でもあります。協会の真意を問う最終巻に注目です。