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『貴方がわたしを好きになる自信はありませんが、わたしが貴方を好きになる自信はあります』

   

『文句の付けようがないラブコメ』の 鈴木大輔 先生が贈る新作は、28歳の吸血鬼ハンター
が生まれながらの吸血鬼である14歳の美少女と出会い、危険な謎に巻き込まれる恋物語です。
(イラスト:タイキ 先生)

http://dash.shueisha.co.jp/bookDetail/index/978-4-08-631219-6


30年ほど前から突如現れた吸血鬼の災禍に悩まされる世界で、池袋の片隅にてバーを営む
“誠一郎”は吸血を狩る者としての顔も持つ。ある日、昔馴染みな女性の娘だと言う少女
“真”が彼を頼ってきて、しかも「自分は吸血鬼」だと言う。彼女を見て彼は迷わず──。

舞台が池袋という点に懐かしさを感じつつ、慎重な“誠一郎”と強かな“真”の駆け引き
をそれぞれの視点で魅せる絶妙さ、小気味良く進んでいく読みやすさは流石と言う他なく。
何かを都度予感させる挿絵の差し込み方も好演出。“真”の可愛らしさも映えるもので。

“真”の母“泉”の謎多き人物像に輪をかけて秘密があふれる彼女。その手札を切り方が
これまた上手くて、一つ明らかになった先でさらに謎が広がっていく話運びには、自然と
惹き込まれていきます。先生のチャレンジ精神が込められた本作、お薦めかつ要注目です。