MENU

*

ワキヤくんの主役理論2

   

ワキヤくんの主役理論2 (MF文庫J)

《あらすじ》
青春公園での一件の後、俺はこれまで通り、青春を目一杯楽しんでいた。学校で勝司たちと他愛も無い話をしたり、駅前にやたら良い雰囲気のおでん屋台を見つけて、店主の少女・赤垣此香と友人になってみたり。―しかし、日常は唐突に破られた。「我喜屋先輩は姉が好みではありませんか?」突如やってきた、叶の弟・望くん。彼の目的が全く解らないまま、何故か目の前でさなかとデートをすることに。しかし、さなかも何か思うところがあるようで…?主役男と脇役女によるおかしな青春勝負、第2弾。今回はさなかが主役…!?

主役理論と脇役哲学を掲げる鏡写な二人の男女の青春勝負。熟年夫婦のように息もピッタリなのに決して相容れない水と油な関係性が滑稽に思えてきて、綿密に練られたコントを見ているようで笑いが抑えられなかった。そもそも、ごく普通の高校生がフラッとおでん屋に立ち寄った翌日に同じ場所で同居人と遭遇する時点でラブコメの神様の悪戯の可能性が頭の中をよぎったけど、「あっ、この二人なら100%ないな」と真っ先に切り捨てました。純粋に考えることが同じだからそろって同じ店にやってきただけでした。

そんなこんなで、今回は友利叶の弟が突然自宅に訪れ同棲生活が露見して大惨事になりかけたり、ひょんなことからさなかとワキヤ君がデートすることになったり、おでん屋の店主とワキヤ君の何気ない会話からラブコメの波動を感じたり……。物語のメインストリームとは別にワキヤ君が意図しないところで主役キャラとして十分なくらい活躍していたと思うのは気のせいでしょうか。彼は俗にいうリア充に違いない。

ラストには気になる結末を据えられていて、先日の“好きラノ”で投票するほど好きなファンにとっては次巻が楽しみでしょうがないです