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【特集】『転生したらスライムだった件』第9巻&コミックス第3巻同時発売記念インタビュー【第3回:川上泰樹先生】※プレゼント企画あり

   

2016年11月30日に『転生したらスライムだった件』原作小説最新9巻とコミックス第3巻が発売となった。原作とコミックスの同時発売は3回目を数え、本特集も例のごとく第3弾として解禁。今回はコミカライズを担当している川上泰樹先生が約1年ぶりの登場となる。≪川上先生が登場された第1回特集記事はこちら≫『転生したらスライムだった件』は2016年4月下旬のシリーズ累計60万部より、約半年でシリーズ累計130万部へと大躍進。原作小説はもちろん、コミカライズも盛り上がる『転生したらスライムだった件』について、今回もいろいろと語っていただいた。さらに特集第3弾でもビッグなプレゼント企画を用意しているので、最後までチェックしてもらいたい。

 

 

転生したらスライムだった件

 

 

川上泰樹(インタビュー内は

月刊少年シリウスにて『転生したらスライムだった件』コミカライズを連載中。

 

伏瀬(今回は残念ながら欠席)

GCノベルズより『転生したらスライムだった件』を9巻まで刊行中。

 

みっつばー(今回は残念ながら欠席)

GCノベルズ刊『転生したらスライムだった件』のイラストを担当。

 

 

――大変ご無沙汰しております。前回はお忙しかったようで残念でした。

 

:こちらこそお久しぶりです。前回はお休みしてしまって申し訳なかったです。

 

 

――いえいえ。本当は今回こそ御三方を集めて、と思ったのですがなにやら原作サイドがお忙しいようで。

 

:そうみたいですね。伏瀬先生もみっつばー先生も最新巻が発売したばかりなのにもう次の巻の執筆作業に追われているとお聞きしました。WEB版とは巻を追うごとに内容も異なってきているので、伏瀬先生の執筆作業もほとんど書き下ろしですし。

 

 

――そう遠くないうちに原作小説の最新巻がお披露目されるかもしれないですね。なので、全員集合はまた次の機会ということで!

 

:次こそはできたらいいですね。一人も脱落しなければですけど(笑)。

 

 

――なかなかの難題ですが未来に期待しましょう(笑)。さて、シリーズ累計発行数も半年前から更に躍進しましたが、川上先生は何か手応えなど感じられていますか。

 

:ありがたいことに原作ともども大きな反響をいただいているんですけど、部数が大きくなり過ぎて私自身あんまり実感はできていないです。おそらくこの数字は多いんだろうな、くらいで。むしろ何かに巻き込まれている感じさえしています。

 

 

――まさに大きなうねりの渦中ですね。そんなコミックス第3巻の内容ですが、原作小説の第2巻の物語ですよね。

 

:はい、原作小説第2巻の途中までといいますか。コミックスの第1巻や第2巻は、リムルとそのまわりの魔物たち、ということでストーリーの規模としては大きな規模ではありませんでした。でも今巻からはジュラの森全体がざわざわするような、ストーリーそのものも大きなうねりの中へと突き進んでいきます。原作でも人気のある大鬼族(オーガ)の仲間たちも登場しており、とても緊張しながら描いています。

 

ベニマル・ソウエイ

※新たに登場するベニマル&ソウエイ

 

 

――第3巻も楽しみですね。さて、実は今回、欠席の御二方より川上先生への質問状をお預かりしていまして。ひとつずつお聞きしようかなと思います。

 

:質問状ですか。緊張しますね。こちらこそよろしくお願いします。

 

 

――では早速ですが、みっつばー先生のご質問から。「描きやすいキャラと描きにくいキャラを教えてください」

 

:描きやすいキャラとしては、おっさんやとぼけたキャラは描きやすいですね。ドワーフであったり、ゴブタは描きやすいです。あとはスライム型のリムルですね。描きにくいキャラについては、イケメンや美少女が苦手で、コミックス第3巻から登場する大鬼族(オーガ)のベニマルやソウエイは少し描きにくいかもしれません。

 

 

――具体的にはどのような点が描きにくい要因なのでしょうか。

 

:この2人に限ったお話ではないんですが、イケメンキャラや美少女キャラは、顔のパーツのバランスがちょっとズレると造型が崩れてしまうんです。なので、崩さないように、というプレッシャーを常に抱えながら描くことになるので、そういった点に描きづらさを感じることがありますね。

 

 

――なるほど。第2巻で登場したシズさんは美少女に属すると思うのですが、やはり描きづらさはありましたか。

 

:はい、苦労しました。ただ、シズさんはリムルのベースとなるキャラクターでもあったので、気合を入れてすごい練習しました。ベニマルやソウエイもですが、みっつばー先生が醸し出しているイメージを出し切れていない感じもしていまして。原作のイラストに思い入れがある人達をがっかりさせないよう、じわじわ寄せていけたらと思ってます(笑)。

 

シズさん

※コミック第2巻で登場したシズ

 

 

――今後もキャラクターはまだまだ登場するので楽しみです。では続いて「自分がこの世界に転生したらどこ(国や派閥)に属して暮らしてみたいですか(みっつばー先生)」

 

:やっぱりリムルのところに付きたいというのはあるんですけど、主人公は特別枠として……選ぶのであればドワーフ王国に住んでみたいですね。それなりに発展してそうですし。それと漫画として描く時にドワーフ王国に対してどのようなイメージを持たれているのか伏瀬先生にお聞きしたことがあって、その時にスチームパンクですとお返事をいただいたんです。ドワーフは巨大な洞窟に住んでいるので、スチームパンクの大洞窟って格好いいなぁと(笑)。

 

ドワーフ王国

※大洞窟に広がるスチームパンクな世界

 

コミック担当編集:可愛い女の子がいっぱいいるお店もありますしね!

 

 

――裁判になりましたけど(笑)。

 

一同:――(笑)。

 

 

――それでは続いての質問です。「作家として一番武器としているポイントはなんですか?(みっつばー先生)」

 

:武器というほどまでいけてはいないのですが、絵だと思ってます。一目でこの人が描いているとわかってもらえるような絵を目指しています。これはなかなか難しい質問ですね(笑)。

 

 

――そういえば川上先生は作業をされる際、音楽を聴いたりしているとお聞きしました。

 

:ゲームのBGMを聴きながら作業することは多いですね。『転生したらスライムだった件』の作業中は、よく「モンスターハンター」のBGMを聴いてます。ただ、無音状態の方が集中できる時もあって、ネームの時は無音で作業をしつつ、原稿を描く時にBGMというパターンが多いかもしれません。アシスタントさんが現場にいる時は、会話をしながら作業したりもします。

 

 

――アシスタントさんとはどんなお話をされるんですか。

 

:ゲームが好きなアシスタントさんもいたりするので、ゲームの話だったり、他の職場のお話を聞いたりですね。話題はアシスタントさんがいろいろと持ってきてくれます。私がほとんどテレビを見ない人間なので、時事ネタなんかも世の中の情勢を知るのにすごくありがたいです(笑)。

 

 

――それではここからは伏瀬先生からの質問です。「作中で苦労した箇所はどこですか?」

 

:とりあえず、ちょいちょいあるんですけど、一番は蜥蜴人族(リザードマン)の描き分けかなと思います。ゴブリンやドワーフは人間に近い容姿をしているので、そこまで描き分けには困らなかったんですけど、リザードマンの蜥蜴の顔の描き分けには凄い困ってしまって(笑)。なので、実は原作のキャラクターデザインを少しいじらせてもらっているんです。一種のキャラ付の一環としてリザードマンのガビルには髪が少し生えていたりします。漫画だと名前の付いていないキャラクターも登場しますので、少なくとも主要なキャラクターたちはパッと見でわかるような描き分けができないといけないんです。

 

リザードマン

※描き分けに苦労したというリザードマン

 

 

――名前のないキャラクターのデザインもかなりの数をおこされているとか。

 

:特定のシーンでしか登場しないキャラクターもいるので、デザインと言えるほどのものでもないですが、数は相当数にはなると思います。

 

 

――では続いて「今後、20万の軍勢が登場しますが、どんな感じになりそうですか?(伏瀬先生)」

 

:この間あがった原稿でそのシーンを描きました。11月26日発売号の「月刊少年シリウス」にて、見開きページで進軍する20万のオークの軍勢ですよね。

 

 

――特別にそのページだけ公開させていただけるとのことで、大軍勢がこちら!

 

20万の軍勢

※オーク20万の軍勢が進軍する光景は大迫力の一言

 

 

――見開きの迫力が凄まじいですね! ぜひシリウス最新号でチェックしてみてください。

 

:おそらく100体くらいいると思います。編集さんが使いまわされたオークがないか必死に探していたみたいで(笑)。とても大変でしたが、オークでまだ良かったという思いもありますね。リザードマンだったら死んでいたかもしれません(笑)。鳥やドラゴンなんかもそうですが、鼻が長い生き物は正面を向いた時の格好がなかなか付けづらいんです。正面を向いたら急に可愛くなっちゃったり。横や斜めに描かれることに特化した生き物は漫画だと大変だったりするので。

 

 

――では続いて「作中での食べ物ですが、御自身の好きな料理とかを描かれたりしているのでしょうか?(伏瀬先生)」

 

:今のところ、リムルの周りでは現代的な料理はないので、そこまで好物は盛り込めていないんですけど、かつて人間だった頃に食べていたものを描いたシーンが第3巻にはあって、そのシーンでは結構盛り込まれてます。

 

 

――食べ物以外に川上先生の嗜好が盛り込まれている部分ってありますか。

 

:やっぱり食べ物が多いんですけど、服装は結構気を遣っている方だと思います。ずっと同じ服だとつまらないかなと思っていて、少しずつシチュエーションにあわせたアレンジをしています。ですので、ぜひ注目してもらいたいですね。

 

 

――さて、いただいた質問はこれで最後となります。「原作者に対しての要望などありますか?(伏瀬先生)」

 

:漫画側の事情をわかってくれる伏瀬先生は本当にありがたい限りです。漫画ならではの展開のために、原作を少し改変しないといけない箇所を、快諾していただいたり、アイデアも一緒にいただけたりするんです。これからも今まで通りお願いします!

 

 

――コミカライズの監修を原作者がどの程度されているのか知らない読者も多いと思うのですが、本作についてはいかがですか。

 

:伏瀬先生はすごく監修してくださいますね。1ページずつコメントをつけていただけるくらいに。それでいて、漫画なりのアレンジを認めてくださる先生で、無茶振りがないのも大変助かっています。それとは別ですが、20万の軍勢は今後きついかもしれないです、というくらいでしょうか(笑)。

 

 

――他にも伏瀬先生へのご要望があれば今の内にどうぞ(笑)。

 

:すごく個人的な要望になるのですが、WEBで投稿されている番外編の新作がまた読みたいです。原作の編集者さんに怒られちゃうかもしれませんが。

 

 

――場外要望きました(笑)。きっと原作の編集者さんも許してくれますよ!

 

一同:――(笑)

 

 

――ここまで回答ありがとうございました。あらためてコミック第3巻の見どころを教えてください。

 

:第2巻で人化を覚えたリムルが、結構人の姿でウロウロしますし、原作で人気のキャラクターたちも登場したりしますので、全体的に人間味が増えて華やかになっている点が見どころです。

 

 

――雑誌では既に先の展開を描いている最中だと思いますが、今後の展開についても教えてください。

 

:いよいよリムルが自分の欲望とかだけではなく、仲間のために行動を起こしたりもしますのでご期待ください。それと第3巻まではまだ諍い程度ですが、以降は大きな戦いになると思います。20万の軍勢の戦闘シーンも控えていますので(笑)。

 

 

――それでは最後にファンのみなさんに向けて一言お願いします。

 

:リムルが人化を覚えて、原作でも人気のキャラクターも登場します。リムルの周囲が少しずつですが騒がしくなっていきます。私自身がWEBで読んだ時の『転スラ』らしさが、ようやくちょっと出てきたかなと思っているので、これからも原作の世界をもっと膨らませられるよう頑張ります。これからもどうぞよろしくお願いします。

 

コミック担当編集:11月30日には原作小説、コミックスの最新刊だけではなく缶バッジも発売となりますのでそちらもよろしくお願いします!

 

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※11月30日に発売する缶バッジにも注目!

 

:それと、私から一点よろしいでしょうか。

 

 

――はい、なんでしょうか。

 

:コミックライドで『転生したらスライムだった件』のスピンオフが始まっていますが、外伝の岡霧硝先生もインタビューで出てこられたりしないですかね。

 

 

――まさかのご要望(笑)。かしこまりました、次回はそういう形式でもオファーしてみます。

 

:ありがとうございます(笑)。外伝もとても面白く読ませていただいていて、あちらは原作のストーリーとしてもかなり進んでいるんですよね。原作のだいぶ後の方だと思うんですけど。なので、リムルの周囲の街もしっかりと出来上がっていて羨ましいなぁと思って読んでます。私も早くそこまでいきたいなって。

 

 

――ぜひそこまで頑張ってください!

 

:はい、ぜひ続けていきたいです!

 

 

――期待しております。本日はありがとうございました。

 

:ありがとうございました。

 

 

<了>

 

 

お忙しい中、川上泰樹先生にお話をうかがいました。『転生したらスライムだった件』原作小説最新9巻、コミックス第3巻が11月30日に同時発売。シリーズ累計130万部を突破するリムルたちの物語から、ますます目が離せない。次回以降も特集が続いていくようであれば、奇跡のシリーズ関係者4人登場も夢ではないかも!?

 

 

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『転生したらスライムだった件』特集第3回プレゼント企画!

 

川上泰樹先生直筆サイン入り棚差しPOP(漫画版)を3名の方にプレゼントいたします。

 

プレゼント第3弾

 

応募方法はとても簡単。応募対象期間となる2016年11月30日(水)~12月3日(土)の期間中にTwitterで本特集記事をリツイート、またはつぶやくだけ。応募者の中から抽選で3名様に「ラノベニュースオンラインのツイッターアカウント(@lnnews)」よりDMにてご連絡させていただきます。応募を希望される方は、ラノベニュースオンラインのツイッターアカウントのフォローをお願いします。

 

 

※当選者の方へはプレゼント郵送先の住所や氏名等の情報をお伺いいたします。

※プレゼントの発送はシリウス編集部様より実施するため、頂戴した情報はシリウス編集部様へ共有させていただきます。

※当選発表は当選連絡のDMにて代えさせて頂きます。

 

 

©伏瀬/マイクロマガジン社 イラスト:みっつばー

©伏瀬・川上泰樹/講談社

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[関連サイト]

『転生したらスライムだった件』特設サイト

GCノベルズ公式サイト

月刊少年シリウス公式サイト

 

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